ブログデビュー4690日目。

 

週に一回はお墓参りに行っているので、前回お供えしたお花はまだ咲いたまま、いつもそこに残っています。そんなお花を交換し、石を水拭きし、心を落ち着かせ、お線香をお供えします。

 

霊園内は春の陽気。そよぐ風、舞い散り手のひらで踊る花弁、土の香り、草木の音。視覚・触覚・嗅覚・聴覚の各レイヤーからの刺激が結合され、そこに更に時間というフィルターがかけられた時、それらは思い出としてほぼ永遠に、脳というクラウドに記録されます。お墓参りとは、自分の人生アーカイブへアクセスし、元のデータを保持しながらもこれからの一歩を上書きしていく作業なのだと思います。

 

 

基になる大切なレイヤーが、新型コロナウィルスのような脅威によって侵されてしまうのは残念で仕方がない。しかし、霊園に眠るご先祖様や周囲の英霊たちは、このような難局を幾度となく乗り越え命を繋いできた。今回もきっと克服できる。数年後、あれは次の襲来に備えるための闘いだった、辛いがそんな前進の一層だった。そう思える日がきっとくるはずだ。

 

 

今日も無事に過ごせました。
この一瞬、この命に感謝。